たか

ゴールデンスランバーのたかのレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)
5.0
 仙台人で良かったです。見慣れた風景がどんどん登場し、それだけでも嬉しくなってしまいました。とは言っても、それだけでなく、ストーリーやそこに隠されたものも魅力的です。そして時々笑いがあるのも、バランスとして最適でした。
 情報(マスメディア)操作、これは映画の世界だけでなく、我々の得ている情報の数割は、この類だと思っています。彼と同じように苦しんでいる人も多いことでしょうね...。
 青柳の父の言葉がとても印象的でした。「息子を信じているんじゃない。知ってるんだ。」これは子供の成長にちゃんと関わってないと言えない言葉だなと思いました。教訓となりました。
 「小さくまとまるなよ」と言うセリフも耳から離れません。「良」ではなく「最良」を目指せ!そこに人生の喜びがあるのだと思います。日々の生活、妥協するもの妥協してはいけないもの、ちゃんと自分なりの仕分けをしてみようと思わされました。
 学生時代が懐かしくなりました。上映中も自分の回想をしちゃいました。良い学生時代でした。関係ありませんが、我が家の車は12年目なのですが、まだまだ乗れそうな気がしてきました。次の車検前に買換えを検討しようと思ってましたが、それはなしですね。
 作品が訴えるものの一つに「逃げてでも生きろ」があると思います。なんか自殺の多い現代人へ訴えているようでした。そうなのかな?
 通り魔の真実や、黒幕の正体など、明らかになってない部分もありますが、それはそれでいいんですかね。そこまで細部を考えちゃいけないのかもしれません。
 映画を観てから、いちいちマンホールが気になってしまいます。何かペイントはないだろうか?急に何かが飛び出して来ないだろうか?しかしあれが飛び出して来るとは...。この発想は単純でありながら凄いと思います。
 近々仙台のマンホールにグラフィックアート?のイタズラがされるような気がしてなりません。いちいちチェックしようと思います。
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