このレビューはネタバレを含みます
「偉い奴らの作った、大きな理不尽なものに襲われたら、まぁ、唯一俺たちにできるのは、逃げることくらいだな。」
首相殺しの濡れ衣を着せられた堺雅人が逃げて逃げて逃げまくる！とにかく逃げる！いろんな人に助けてもらいながら逃げる逃げる！
ラスト、こういう逃げ方ね〜と納得。本当に「逃げ」切りました。
伊坂幸太郎で好きな作品の１つです。
原作を読んでからの鑑賞だったんですが、原作でうやむやしてたスッキリしない部分は省かれてて、映画としてまとまっていた印象でした。
でも、首相殺しの本当の犯人とか、なぜ主人公が狙われているのかとか、そういったことは謎のまま。事件を解決させようと思って見るのではなく、どうやって逃げるかに重点を置いて見るのが正解なんだろうなあと思いました。
ちなみに原作読んでも未解決ものは未解決のままです。なんなら原作の方が伏線未回収が多いです…
