MiYA

栄光のランナー 1936ベルリンのMiYAのレビュー・感想・評価

3.5
ジェシー・オーエンスの偉大さは理解しつつもも、黒人スポーツ選手が差別や貧困に負けずに異形を達成するというストーリーはやや定型的。

やはり興味深いのはベルリンオリンピックのこと。このオリンピックに参加すること自体がナチスの主張に賛同することと受け止められる恐れがあり、各国は難しい判断を迫られる。さらに個人レベルでは黒人やユダヤ人が参加することはさらに難しい。

そんな状況であるだけに、ルッツ・ロングというドイツ幅跳び選手のエピソードは深く心に残ります。また、悪名高きレニ・リーフェンシュタールが誠実な映画人として描かれているのも印象的でした。

BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。
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