くろゆり

栄光のランナー 1936ベルリンのくろゆりのレビュー・感想・評価

3.7
二人だけとはいえ、ドイツ側にも勇気を持ってナチスに逆らうような行動を取った人を登場させたり、アメリカにおける黒人差別もきっちり最後まで描かれていたり、公平感がある。今ニュース見ているとロシア人全員が極悪人のように感じてしまうが、中には まともな人もいることを信じなきゃいけないと思う。
ヒトラーは ほぼ映さずに無視するような扱いで、制作陣の趣意を感じる。
ベルリン・オリンピックがクライマックスなんだけど、その後の人生も かなり波乱に満ちていたようで、そちらにもフォーカスした映画が出来れば観てみたいと思った。
今後もオリンピックが政治に左右されることは 続いてしまいそうで、あまりワクワクできないのが悲しい。
くろゆり

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