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栄光のランナー 1936ベルリンの地球へのレビュー・感想・評価

4.0
1936年ベルリンオリンピック(ヒトラーのオリンピック)で、ナチスドイツの独裁者ヒトラーを怒らせた若きランナーの物語。

ヒトラーはオリンピックをプロパガンダ(政策宣伝活動)として利用しようと狙った。
ナチスドイツは人種差別政策を実行、主人公は有色人種でありオリンピックにおいて様々な圧力を受けるが挫けない。
また、主人公は母国アメリカでも人種差別を受けていた。
アメリカにおけるナチスドイツとの政治的対立も主人公にはアゲンスト(against)である。

そんな彼を支えたのは家族であり、コーチであった。
そして、人種差別と政治対立等の逆風が渦巻く中で、オリンピックに人生を賭けた主人公の挑戦が描かれている。
また、彼を支えたライバルの存在も忘れてはいけない。

競技のみに集中できない環境であっても、挫けることなく信念を貫く素晴らしさに感動をしました。
いかなるプレッシャーがあろうとも「競技中(100m走で10秒間)は自由である」、その瞬間に最高の競技をすることが彼の信念であると思われた。

しかしこの実話は知らなかった、教えてもらわなかった・・・

くれぐれもエンドロールでは途中退席しなようにして下さい。
お楽しみがあります!

試写会にて字幕・鑑賞。
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