ナチスの政治工作を走りで破る伝説のランナーJC・オーエンス。
リオ五輪が始まるこの時期に見るべき一作。
この映画のゴールが競技での勝利ではないところが良い。必ずしも勝利とは言えないけれど彼らの功績は大きい。走り幅跳びでオーエンスとドイツ選手との間に友情が生まれるシーンは胸が熱くなること間違いなし。
この作品を見る前日に偶然イングロリアスバスターズを見ていたので話を理解しやすかった。ゲッペルス宣伝長の違いも楽しい。今作のゲッペルスは陰気で執拗なめちゃくちゃ嫌な奴。ヒトラーというより敵はゲッペルスといった感じだった。というかこういう映画で一切ヒトラーを映像として映さないのはなんか新鮮だった。