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栄光のランナー 1936ベルリンのsobayuのレビュー・感想・評価

4.0
ポスターのダサさで損してる気がする。競技シーンは見てて気持ちいいくらいカタルシスがあるし、コーチと徐々に信頼で結ばれていく過程もよかった。若干エピソードを整理して2時間くらいに収めてくれた方が見やすいのになーとは思ったけど、どれも削れなかったんだろうな。

本題である人種差別問題。主人公のジェシーがバスの黒人専用席に座って大学に向かうオープニングから、オリンピックメダリストとなって凱旋帰国して祝賀会へ赴くラスト。そこに変化はあるのか。

黒人差別が色濃く残っていることを匂わせつつも、ナチスを非難するアメリカ正義な描かれ方は違和感あるなあ。でもこれはアメリカ映画だからそこは甘くなっちゃうのかなーなんて思いながら見てたのですが、全然そんな立ち位置の映画じゃなかった。ラストでガーンと頭を殴られた。一貫してそういうことを描いた映画だった。エレベーターボーイに対してのジェシー夫妻の表情が白眉だと思った。

主人公のジェシー役の人、笑顔がナオミハリスに似ててファニーでした。
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