papapaisen

栄光のランナー 1936ベルリンのpapapaisenのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

政治とスポーツは切り離すべき。という考えはもちろんなんやけど、差別を実際にうけた人たちからすると、そう単純じゃないか。ひとりのランナーとしてドイツオリンピックに出るか、黒人の意思を代表してボイコットするか。オーエンスの選択は素晴らしい。

オリンピックにでてからのシーンでは、ドイツの走り幅跳び選手のスポーツマンシップに感動する。なかなかできるもんじゃない。その勇気と信念に感動。

冷酷無表情の演技がうますぎるナチスおじさん、インチキしてもそれをねじ伏せるほどのオーエンスの能力に青ざめる。最高。

あと実話だからしょうがないけど、自分すげぇってうかれて浮気して葛藤みたいな序盤の展開がうーん。まぁ、それも含めてこの人の人生と言えばそうなんやが。
papapaisen

papapaisen