キングボブ

栄光のランナー 1936ベルリンのキングボブのレビュー・感想・評価

4.2
ナチスに支配されたベルリンオリンピックにおける実話。
アメリカでは黒人への、ドイツではユダヤ人への差別が行われている中、さらには第二次世界大戦勃発直前の世界における黒人陸上選手の話…。
重くならないわけがない。

ストーリーはわかりやすく、白人コーチと黒人選手の絆を描いた感動作となっている。
ドイツ国内でも反ナチの人物が選手に出てきたりと、非常に素晴らしかった。

ただ肝心の競技が、少し淡々と描かれすぎていた気がしてならない…。
陸上ファンとして、金メダルの凄さを伝える意味でも、もう少しドラマチックに描いて欲しかったかな。

それにしても原題の「Race」の持つ意味には感動。
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