ガブXスカイウォーカー

いこか もどろかのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

いこか もどろか(1988年製作の映画)
3.0
明石家さんまと大竹しのぶが口ケンカしながら泥棒に入ったり、警察とヤクザから逃げ回るが、いつしか愛が芽生え・・・・って、これなにが面白いの? まるで笑えないし、ハラハラもドキドキも感動もない(男女の逃避行ものならば『トゥルー・ロマンス』の方が100倍面白いぜ!)。
でも大竹しのぶの演技力は確かだし、地味なビジネススーツやバブル時代ならではのDCブランドがよく似合っている。明石家さんまもノリノリだ。結婚するだけあって二人の息はピッタリである。スタッフは原作・脚本:鎌田敏夫、監督:生野慈朗、プロデューサー:黒澤満、撮影:仙元誠三と一流どころ揃い。だが、映画というよりTVの2時間ドラマだ。無理もない。本作は当時の人気TVドラマ『男女7人夏物語』の視聴者をメインターゲットに同じ監督&脚本&キャストで製作されたものなのだ。しかし、その配給収入は16億円で1988年の邦画3位に輝いている。 まさに時代を反映した作品と言えるけど、『男女7人夏物語』にそれほどはまらなかった僕にはまるであわない。明石家さんまと大竹しのぶのファンならばきっと楽しめることだろう。