けん

何も変えてはならないのけんのレビュー・感想・評価

何も変えてはならない(2009年製作の映画)
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あー、やっぱりペドロコスタ好きだ!!!!
2012年原美術館ペドロコスタ「MUー無ー」の図録が元バイト先に置いてあったから読んでたんだけど、彼らの影をモチーフにしたインスタレーションと、影=無というところに秘められたロマンチックさにヤラれた。

というわけでこの作品も直感から好きだけど、好きな理由聞かれたら難しいし人に勧められない。ずっと歌ってるだけだし、見方によってはオシャレ映画に分類されるし
でもそこに取り巻く偶然的にできる影が美しい。タバコの煙の演出も白黒映画に映える。影=φとして考えてるからこういう画になるんだろなぁと。
長回しで全然進まないが、構図が完璧すぎてずっと観ているし、絶妙なタイミングでカメラの切り替わり/歌の盛り上がりなどが出てきてハッとする。
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