なんだかんだ初ペドロコスタ。本でも言ってたように監督はフィクションとドキュメンタリーを分けてないんだろうけど、これもドキュメンタリーによっているようで正直どちらともつかない。そして室外というものは存在しない。閉じた世界といえようか。そしてあのリズムとフレーズの反復、何も変わっていないようで微妙にテンポやリズムが異なり不思議と次はどんなのが来るのかと期待させられそれが連なり彼女の内奥を垣間見ているようかのようになりどきっとする。反復的描写によるモノクロの静謐さの積層にこの映画の強さがあり、彼女の姿には胃もたれするような悲しさがある。言葉にしづらい。