女優ジャンヌバリバール。歌手としてデビューした彼女をペドロコスタがドキュメンタリー映画化 。
ドキュメンタリーといっても、インタビューシーン等は一切なし。
モノクロ映像で、スタジオの映像や楽屋裏を…
光の当て方も画角もカットの持続性も、ペドロ・コスタ作品の中で特に優れたものだったと感じられたドキュメンタリー。
やはり俗にドキュメンタリー映画と呼ばれるジャンルの作品では、インタビューや情報を排し…
定点カメラで紡がれるジャンヌ・バリバールの歌の練習、バンドレコーディング、ライヴ。
練習やレコーディングは緩慢としているように見えるけれど、実はとてもグルーヴィーで、演奏しているメンバー間でのみ通じ…
音楽制作の現場における高揚と倦怠を固定カメラによる完璧な構図、長回しによって描いている。ハイコントラストで対象のフォルムを強調するような画面。
スタジオの壁にスクリーンのような白い布が掛かり、タバコ…
講義録が素晴らしかったんだけど、その素晴らしさと別に「ペドロコスタってこういう性格で、こういう映画撮るんだろうな」と思ってたのそのまんまの映画だった。
レコーディングの緊張感はすごかったけどもそれ…