めー

私の殺した男のめーのレビュー・感想・評価

私の殺した男(1932年製作の映画)
4.0
やはり見事なルビッチ的修復技術!
コメディ無し。愛と悲しみがあって、感情ぐちゃぐちゃになった。戦争さえなければ、ウォルターの喪失に対してきっと誰もがこんな重い赦しや助けを求めずに済んだのだろう…
繊細で軽やかな仕上がりのルビッチ反戦映画。
戦後の新しい生活を!というセリフが何度か登場するけど、それに伴うことができない心が、精神が…。重く横たわる人々の罪の意識。この結末はポールだけでなく、ウォルター家族とエリザにとっても贖罪であろう。
1932年にこういう映画があっても繰り返しますね。
めー

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