いんしょーと

私の殺した男のいんしょーとのレビュー・感想・評価

私の殺した男(1932年製作の映画)
3.5
ルビッチ監督にハマり、4作目。
第一次世界大戦中の仏独戦でドイツ人兵士を殺してしまったフランス人兵士が、ドイツ人兵士の家族らに自らの戦争罪を謝りにいくも、フランスでドイツ人兵士を励ましていたと勘違いされ、真実を伝えられなくなる。そのうちに殺された兵士の婚約者と恋に落ちてしまい、彼自身の良心の呵責、婚約者の想いが行き着く先を77分の中に描ききっていて、やはりすごい。
この後に「生きるべきか死ぬべきか」でナチスドイツの関わるドコメディを撮るなんて、振り幅がすごい!
(ただ、コメディの方が個人的には好みかもしれない。)