こういうシリアスな題材でも、テーマの重さはあれど上品に軽やかに仕上げてしまうルビッチ監督の手腕に感服。それでいて戦争により心を傷を受けた主人公や彼が殺した兵士の家族の心情を深く描いているのが流石。
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第一次大戦でドイツ兵ウォルターを殺した過去を持つフランス軍の兵士ポール。心に重荷を負った彼は、終戦後、謝罪のため相手の故郷を訪ねるが、誤解から遺族と元フィアンセに歓迎される…というストーリー。
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このレビューはネタバレを含みます
冒頭ポールがウォルターの署名の続きを書くシーン、ウォルターの分身のように生きる運命を暗示していたのか?
私だったら戦場で対峙する相手のプロフィールなんか絶対知りたくないなぁ…
人を殺めた罪と、ポー…
このレビューはネタバレを含みます
70余りという尺で纏め切った傑作。
冒頭、第一次大戦の戦勝国であるフランスで終戦記念日のパレードが行われているシーンから始まるが、その行進を松葉杖で身体を支える片脚を失くした男のぽっかり空いた隙間…