囚人13号

刑事マディガンの囚人13号のレビュー・感想・評価

刑事マディガン(1967年製作の映画)
3.8
とにかく切り返し/発砲の量がエグい映画。登場人物が(同期、相棒、夫婦など)常に一対=二人組として登場するバディ構図もイーストウッド以降は孤立した男へ変わっていく。
序盤の望遠レンズや屋上での短いアクションはモロにダーティ・ハリーで最高だし、シーゲル映画ではみんなプロフェッショナル意識が強いのでウィドマークは寝るときも白シャツネクタイ姿。

汚職や失態は面白いのに浮気にはあんまり心動かされなかったが、高級娼館みたいな自宅が70年代ぽくて良かった。タイトルクレジットと終盤にちょっと映るだけの夜景も50年代(白黒)より艶やかで映える。
囚人13号

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