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暴(や)る!のdemioのレビュー・感想・評価

暴(や)る!(1978年製作の映画)
4.0
むかしカナザワ映画祭で見たわ、と気づいたけど、おもしろすぎて余裕でもう一度見られた。

うすらぼんやりした豊満な美女が、品川ナンバーの自動車に乗って田舎へやってくるが、そこはレイプにしか興味のない土人たちの地域で、70分の映画でほぼ10分に一回犯される。犯されるたびボロボロになって泣いて助けを求めて次の場所へ移動するが、移動した先で必ず犯される。リズミカルに犯される。
終盤、悪徳刑事たちがセカンドレイプ(性被害のディテールを過剰に聞き込む)をし、口ごもる女主人公をファーストレイプ(ふつうのレイプ)するも、射精後ぐったりした隙に拳銃を奪われたためカーチェイスで追いかけると、女主人公に何をされたわけでもなく、ただの"うっかり"で崖に落ち、黒光りした車がベコベコに歪んだただの鉄塊になっていくさまを無言で見つめる彼女の顔に添って「終」の字が現れて終わるのがたまらない。
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