抹茶マラカス

吸血鬼の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

吸血鬼(1932年製作の映画)
3.2
1932年の映画ですよ、90年前の映画がスクリーンで見れる事実にまずは感謝を。
勝手にユニバーサルモンスター的な吸血鬼をアート面から描いたのかと思っていたが、全然そんな感じじゃなくて鎌を持って立ってる老人、みたいな禍々しい感じの空気がする。空気がするだけ。
ドイツ表現主義のことは全く知らないが、これそうだろ!と痛感する独特の浮遊感というか、まるで白昼夢に紛れ込んだような感覚が身体を支配してそなまま遊離してしまったり…。