スラバヤ

吸血鬼のスラバヤのレビュー・感想・評価

吸血鬼(1932年製作の映画)
5.0
本当に最初はまるで何が起こってるか分からないんだけど、吸血鬼に関する文章が紐解かれた瞬間影の兵士や農民、貴族が踊る廃墟じみた家のイメージが繋がる。鎌を持った吸血鬼。これ以降登場はしないが、錆びついたやけに物質的な鎌は終盤の正しく”死の機械”の稼働を予言しているかのよう。幽体離脱。棺桶内の視点。にやついた女の顔。滴る血。笑い声から転落死。全く平行し得ないものをどうやって繋げるか。カラスの影、浮かび上がる吸血鬼?の顔。不穏なショットの連鎖。手下の医者の顔が凄い。
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