その道では有名な巨匠、カール・テオドール・ドライエル監督作品。
僕にとって、この映画が記念すべき（？）第一本目の鑑賞です。
まだ映画にあまりはまってなかった高校生くらいの時に、たまたま深夜TVでやってたF・ムルナウの「吸血鬼ノスフェラトゥ」という映画を観たんですけど、そのときから
古い映画のホラーって、その古さ自体がホラー映画としての最高の演出だと思ってました。
この映画も、映像の質はかなり悪く、そして古めかしいです。
でもホラー映画というジャンルになるとそれは最大の魅力の一つになると個人的には思う。サイレント映画になるとなおさらホラーの良さが引き立つと思ってるけど、この映画はサイレントにみせかけてトーキーです。
でも、確実に「ホラー映画の美学」がある映画だと思う。
個人的には、ムルナウ監督の「吸血鬼ノスフェラトゥ」のほうがやっぱり好きです。ただ、この映画もかなりいいと思う。
音楽も雰囲気も良いし、特に終盤の現実と非現実が混ざり合う感じが好きだった。
「ホラー」なんて語るに値しない最も下級のジャンル・・
と思っているあなた！この映画をぜひとも観てみてください。
ホラー映画にはホラーなりの、そしてホラーにしかない美しさがあると思う！
・・そして、もしこの映画を観てもホラー映画が嫌いだったら、「インディ・じょーんず 最後の失われたアーク」でも観てください:q
