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吸血鬼
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『吸血鬼』に投稿された感想・評価

kazu1961

kazu1961の感想・評価

3.8
▪️JP Title :「吸血鬼(1932)」
Original :「The Strange Adventure of Allan Gray Vampyr」
▪️First Release Year : 1932
▪️JP Release Date : 1932/11/10
▪️Production Country : ドイツ・フランス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-636 再鑑賞
🕰Running Time : 71分
▪️Director : カール・テオドア・ドレイエル
▪️Writer : カール・テオドア・ドレイエル、クリステン・ジュル
▪️MusicD : ウォルフガング・ツェラー
▪️Cast : ジュリアン・ウェスト、モーリス・シュッツ、レナ・マンデル、ジビレ・シュミッツ、ジャン・ヒエロニムコ、ヘンリエット・ジェラルド
▪️My Review
デンマーク出身の名匠カール・ドレイエルの監督の初のトーキー映画で、有名な『裁かるゝジャンヌ』と並ぶ彼の代表作品のひとつです。
卓越した幻想的な映像を駆使した本作は、短い会話と独特な手法でのストーリー展開で作られています。光と影の効果的な使用で今日まで賞賛されてきました。
死体の視線から見ている棺が旅をするシーンや、幽霊のような影が納屋で踊るシーン、粉挽き小屋に逃げ込んだ邪悪な医師が粉に埋もれて死を遂げる謎のシーンなど神秘的な映像を見ることができます。
さらに流れる音楽が超俗的な世界観を作り上げる上で、効果的な役割を果たしています。
吸血鬼といえばこの時代、ベラ・ルゴシのインパクトがあまりにも強烈に印象に残っているのですが、正体をなかなか現さない吸血鬼がかえって新鮮に映ります。

物語は。。。
ある村にやってきた若い旅人が、不気味な宿に泊まるとひとりの老人が現れます。老人は謎の言葉と「死後開封すること」と記した封筒を旅人に残し、何者かに殺されてしまいます。その後、霧の館にいる衰弱した娘に輸血した旅人は、自分が棺の中にいる姿を幻想します。やがて、旅人は現実と非現実の区別がつかなくなっていき。。。

ドレイエルの吸血鬼が評論家に高い評価を受けているのを確認するだけでも一見の価値がありますね。

▪️Overview
「あるじ」「裁かるゝジャンヌ」の製作者として知られるカール・テオドール・ドレイエルが数年ぶりで発表する映画で原作は英国の小説家シェリダン・ル・ファヌーの筆になるストーリーそれをドレイエル自身がクリステン・ジュルと協力して脚本にまとめ、「裁かるゝジャンヌ」と同じくルドルフ・マテが撮影に当たった。出演者の顔ぶれは「ヴェルダン 歴史の幻想」「征服されし人々」のモーリス・シュッツを始め、ジュリアン・ウェスト、レナ・マンデル、シビル・シュミッツ、ジャン・ヒーロニムコ、ヘンリエッタ・ジェラードの面々である。(引用:映画. com)
symax

symaxの感想・評価

3.7
これは、アラン・グレイという男の奇妙な体験の物語…

目的もなく旅を続けるアランが立ち寄ったのは、"クルタンピエール"という小さな村…
旅籠に泊まったアランの部屋に、謎の男が現れ、"娘を殺すな"と声高に叫び、その男が死んでから開けるようにと小包を渡される…

翌日、アランは一人歩きする影を目撃し、影の後を追うと領主の城へ到着した…その城には呪われた領主の娘レオーネが今まさに死の淵を彷徨っていたのだ…

"カール・テオドア・ドライヤー セレクションvol.2"

1932年製作、ドライヤー初のトーキー作品でありますが、作品全体に漂う幻想的な雰囲気は、正にアート…非常に古い作品ですので、鑑賞に耐えられるのか不安でありましたが、なんのなんの面白い…

まぁ、ストーリーは飛びまくり、あって無いようなものですので、見づらいと言えばそうなのですが、ショットの一つ一つが美しく、トリッキーな撮影方法を見せる一方で、ぐるぐるとアグレッシブに動き回るカメラが特に印象深い…

名前は存じ上げていましたが、古すぎることもあり、これまで一度もその作品を鑑賞したことがなかった鬼才ドライヤー…こんな面白い作品を作ってたのねと年の瀬にいーもん観ました…


という訳で、今作で2023年の締めとなりました…今年は、劇場鑑賞数133本…素晴らしい作品に巡り合う事が出来て、幸せな一年を過ごす事が出来ました。

また、今年もフィルマの皆様には大変お世話になりました。

2024年も素晴らしい映画ライフにしたいと思う次第です。

では、皆様、良いお年を!
TS

TSの感想・評価

3.0
短文感想 70点
カール・テオドア・ドライヤーの初のトーキー作品。とは言ってもセリフは少なめ。字幕がでかすぎて少し笑えてしまう。吸血鬼というタイトルですが、いわゆるヴァンパイアのような怪物が出てくる作品ではありません。そのあたりはムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』やベラ・ルゴシ主演の『魔人ドラキュラ』とはまた違う。ただし、意味不明な台詞や恐ろしい老人の顔や不穏なBGM、そして棺桶のシーンなど、恐怖を感じさせる演出が多く、クラシックホラーとしては申し分ないものではないかと思われました。しかし、やや難解。悪くはないのですがやや物足りなかったかな。。

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