カール・テオドア,ドライヤー監督作品!
吸血鬼🦇映画なんですが、ドラキュラなんかが出て来て美女を襲い、血を吸うなんて作品ではなかった…
ドライヤー監督による白昼夢ともいうんですか、オープニング…
…美しい。
写真集になりそうな位どのシーンも怪しく、美しく、素敵。
モノクロでの影の使い方や会話の少なさや音楽が怖さを引き立たせてますね。
タイトルは吸血鬼ですが吸血鬼が主役ではないですよ。
椅子に…
本の一文抜き出したのをサイレントの字幕の要領で画面に映すのが即物的で、幻想的な映像と対比になっていて良い
サイレントから撮ってきたドライヤーにとって音は映像の立場を脅かしかねない恐怖要素でもあった…
初っ端はデビットリンチの映画か?と思うような意味不明の出だし。
主人公も唐突にストーリーに絡んでくる、まるでリンチ作品のカイルのようなキャラクターだし。(そういえば、この作品の俳優はほとんど素人ばか…
怖い。多分、「止まらないモノ」の表現として歯車を使った最初の映画。
歯車が削る砂に溺れる爺と「向こう側」に渡ってしまう男女のクロスカッティングが無情。爺は自らが操ってきた運命に飲まれる。
冒頭主人公…
サイレントからトーキーへの転換と共に映画は新たな命を持って生まれ直したわけで、この時期に試みられた模索的な実験の数々について考えるのに有益な一本だと思う。
色々な監督の最後のサイレントと最初のトー…
これぞドイツ表現主義という映画の一つ。人々の緩慢な動きと、軽快な影。写真と動画がフィルムという概念を共有し、技法を構築していった時代を垣間見ることが出来る本当に素晴らしい作品。
そんな責め苦があっ…
1932年。ある村にやってきた青年が老人から「娘を助けてくれ」と頼まれ吸血鬼と対峙するという話なはずなのに何だか掴みづらいけど確かにしかし漠として怖い不思議な輪郭の映画。
音が出るようになった時代だ…