ヒュー

アパートの鍵貸しますのヒューのレビュー・感想・評価

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)
4.3
自分の昇進と引き換えに上司たちに不倫現場として部屋を貸している保険会社の社員バクスター。そんなバクスターのドタバタ劇とエレベーターガールのフランとの恋模様を描いた作品。

コメディといえばコメディだが謎のリアルさがある。ラブホ代わりに部屋を使われているにも関わらず色々と気遣いのできるバクスターさんが男前すぎる。女性にも優しいしそりゃモテるでしょ。気付いたら自然と感情移入してました。しかし隣人にも毎度行為中が聞こえるのか遊び人と勘違いされ、好きな女性にも別の相手がいるという悲しい状況。そのついてないさがもうとてつもなく可哀想(笑)。カードゲームやスパゲティなど細かいところまで凝ってて白黒ながらお洒落さが伝わってくる。
そしてシャーリー・マクレーンがまたお美しい…。でもフランさんはバクスターの気持ちにもっと早く気づいてあげて欲しかったな〜。

心温まる素敵な作品でした。
ヒュー

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