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プレデターのBalthazarのレビュー・感想・評価

プレデター(1987年製作の映画)
3.8
一人前の戦士になるため、はるばる宇宙の彼方からハンティングにやってきた戦闘狩猟民族。まるでヘビのように赤外線を視覚できる目を持つ、銀河系のキラーギャング。
プレデターとは通称であって種族名はYautja。ヤウジャだかイェアトヤとか言うらしいが地球人には正確な発音はむずかしい。
恒星間をかっ飛ぶスペースシップや光を屈折させるステルス迷彩をつくれる高度なテクノロジーを持つくせに、装備の防水加工はどうやら地球のそれより劣るらしいのはご愛嬌。
強そうに見える奴を一方的かつ執拗につけ回し、負ければハラキリならぬ敵もろとも壮絶な自爆。Let's はた迷惑。
あのホーキング博士が、どこか異星の知的生命体と出逢えたとしても、生態や論理的思考があまりに違いすぎて友好関係を築くのは無理なんじゃないかと言っていたけれども、プレデターさんは単純明快、弱肉強食こそ彼らの文化であり唯一の価値基準。それゆえ強きを尊び、女子供老人には手をださず、2のエルダーのように健闘を称えて互いの武器を交換したり、記念品を贈呈したり、死合った相手を独自のしきたりに則って埋葬することもある。This is a 武士道!
プラズマキャノンでの狙撃とスピアや円月輪を用いての白兵戦と。ほんと格好ええよね。腕のウェアラブル端末をピコピコするのも当時としては斬新だった。
食生活はとにかく動物性タンパク質。肉、肉、肉が中心らしい。強くなりたければ、喰らえ。
カースト制のような階級社会で、各者各様それぞれが特化した役割を担っているそうなのだが、戦ってないプレデターさんたちの日常のライフスタイルがどんなものか気になるところ。
顔はとっても醜いが、それを指摘されてマジギレするあたり、割とコンプレックスなのかもね。皆デザインが異なる精悍なフルフェイスメットを付けているのも、センサー&防御の意味だけじゃなくておしゃれアイテムだったりして。おちゃめさん。

本作でゲリラ相手に撃ってたミニガンはターミネーター2でシュワが撃ってたものの流用なんだよね。
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