プレデターの｢見えざる敵｣という性質上、視認することのできない敵との戦いにおいて緊張感というのは非常に重要であるが、それにしては序盤は若干冗長だったなと。けど悪い所ばかりという訳でもなく｢いたぞぉぉぉ！！！｣からの銃乱射や｢血が出るなら殺せる｣という名台詞など、見所もたっぷり。
そして終盤のシュワちゃんとプレデターの一騎打ちは最高の一言。特にマスク外すシーンはめちゃくちゃお気に入りだなぁ。強者と認めた相手にのみ素顔を晒す、という武士道的精神もプレデターの大好きな所（散り際に高笑いしながら自爆して道連れにしようとする、というのは果たして武士道と言えるのかとても微妙ではあるが）。
監督が『ダイ・ハード』の人だったり、何気に初めて『ターミネーター』以外のシュワちゃんの代表作を観たりと、予想以上の収穫が得られた1本だった。続編でまた彼らの｢狩り｣を見られることを楽しみにしておく。
