戦闘特化型アクション映画。
毎年この時期になると必ず見返している本作だが、その都度、「戦う」という事以外の無駄な要素が一切無い構成にはシビれる。
主人公達のバックボーンの掘り下げや複雑なドラマパートは本当に必要最低限に留め(何なら無いに等しい)、後はプレデターとの熾烈な生存競争をメインに描くことで、バトルに集中しやすくなり、結果的に1本のアクション映画としての見応えが限りなく跳ね上がっているのが最大の見所。
個人的にアガったポイントとしては、終盤のオーバーテクを携えたプレデターに文字通り裸一貫で一騎打ちに出るシュワちゃんの下りで、どんなに生物としてのスペックや武器の性能に差があろうと、純粋な知恵と筋肉で圧倒する彼の「漢らしさ」にはもう惚れるしかない。