桂千穂の初単独脚本作品。ウジウジした童貞浪人生の大したことない話なんだけど、姿を現さない近所のインテリジジイの来るべき死がとりとめのない日常の時間を覆っていく不思議なムードと覇気のない岡田裕介の顔が…
>>続きを読む悩める童貞が近所をうろつく話だけど何この面白さ。ニーチェから漫画アクションまで縦横な知の引用。真顔なのに笑えるセリフ。教習所の坂登る車や、本を下るバネなど心象カットも自由すぎ。夕日に映える本田みちこ…
>>続きを読む正しくは
「白鳥の歌なんか聞えない」
こ
は無い!
「狼の紋章」含めて他の出演作品をいくつか観ているが記憶に残っていない本田みちこだが少年期にこれをTV等で偶然見ていたら再見する迄はずっと引きずっ…
なんだこの映画。観た直後は大傑作「他人の顔」に近いとか思ったけどこれは「恐怖分子」ですよ。渡辺邦彦は全く知られていない監督だけど明らかに重要作家のように感じた。台詞がとにかく強くてどっと疲れた…
…
同じ庄司薫原作の「赤頭巾ちゃん〜」では実存的悩みに人間の生の部分をぶつけたのに対し、この作品では死で揺さぶったのだろうか?
それにしても本編中チャンスがあったにも関わらず、何故加賀まりことやらなかっ…