ナオト

一年の九日のナオトのレビュー・感想・評価

一年の九日(1961年製作の映画)
4.5
監督のミハイル・ロンムは、モスクワ国立映画大学の演出科で教授を務めており、アンドレイ・タルコフスキーやアンドレイ・ミハルコフ・コンチャロフスキーも彼の下で学んでおり、ソ連・ロシア映画界の隠れた巨匠とも言える作家。

フランスのヌーヴェルヴァーグを代表とするフランソワ・トリュフォー監督の同年の監督作『突然炎のごとく』と同年に作られた作品でもある。
これはソ連版『突然炎のごとく』とも言える感動的な作品で、純愛の三角関係を描いている。
しかしながら、この作品が撮られたとき、トリュフォーが30歳になったばかりであり、ロンムは60歳を過ぎていたことを考えると驚くべき若々しさである。
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