第二次世界大戦最中、捕虜収容所でドイツ軍将校フォン・シュタイナー(マックス・フォン・シドー)と捕虜のジョン・コルビー大尉(マイケル・ケイン)は、お互いのチームで試合をすることになる。パリでの試合を利用した脱走計画が立てられ、試合のハーフタイムに脱走予定だったが、選手たちは勝利を求め試合を続行する。
ジョン・ヒューストン監督による娯楽活劇。
もう5、6回観てるけど、この映画は楽しい。
実際の話をアイデアの一つに作られたようだが、サッカーへの情熱で人々が動いていき、試合を脱走に利用するという発想が面白い!!
当時、70歳を過ぎていたとはいえ、さすがジョン・ヒューストンだ。ブラックジョークにスリル、アクションをうまく織り込んだ作りがお見事!
あの“王様”ペレがサッカー選手として出演してプレーしているというのも驚きだ。それを見られただけで得した気分になる。
それに名優マックス・フォン・シドーのサッカー愛に溢れたドイツ将校役がいい!
一つだけ残念なのはシルヴェスター・スタローンだ。
演技下手だし、スタローンが出るとどうしてもアクション色が強く安っぽくなってしまう。
売り上げは大事だろうけど、別の俳優だったら、もっといい映画になっただろうに。