鍋レモン

勝利への脱出の鍋レモンのレビュー・感想・評価

勝利への脱出(1980年製作の映画)
3.4
⚪概要とあらすじ
第2次大戦中の1943年。ドイツ軍の将校シュタイナーは連合軍の捕虜とドイツ・チームのサッカー試合を提案。戦前、イギリス・チームで活躍していた捕虜のリーダー、コルビー大尉はそれを受け入れる。その一方でコルビーは試合を利用した巧妙な脱走計画を立て、アメリカ軍のハッチ大尉ら猛者をメンバーに組み入れる。やがてドイツ対連合軍チームの試合が開始されるが……。

壮大な脱走作戦と手に汗握るスポーツ・ドラマが見事に融合。

⚪キャッチコピーとセリフ
“空前のスケールと興奮!5万人の大観衆の前で、大脱走なるか!”

「勝利!勝利!勝利!」

⚪感想
スポーツドラマ作品。

サッカー<脱走。
捕虜たちがサッカーの練習を重ね成長していく物語がメインかと思っていたら脱走を企てる方がメインだった。
捕虜ゆえの辛い環境は特になく割と良い環境で捕まっていた。まぁ脱走がバレれば射殺もあるが。

父からほぼほぼネタバレされていたし、古い作品でもあって内容が淡々としていたので普通だった。

若きシルベスター・スタローンがかっこいい。
骨格がエロい。ウエストの細さと肩とおしりの感じ。
吹き替えのささきいさおさんも若いからか声が今と少し違う。

若きマイケル・ケイン。
今もイケおじだし当時も安定してハンサム。

ペレ。
名前をよく聞いていたけどこんな人だったんだと。
サッカーの神様。

試合がかなりスムーズだったのでチームメンバーの多くは俳優さんではなくサッカー選手が演じているのかなと思った。



⚪以下ネタバレ



ハーフタイムに脱走を企てていたものの選手たちが勝利や選手としての誇りや名誉を大切に思い、脱走せず試合に出たのが良かった。彼らが戻ってきた時の観客席にいた仲間たちの顔がちょっと面白かった。

ラストの観客に混じっての脱走劇。暖かい。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
1943年、第二次世界大戦最中のドイツ南部のゲンズドルフ捕虜収容所。暇を持余し空地でサッカーに興ずる連合国軍捕虜達の姿を見て、ドイツ軍情報将校フォン・シュタイナーはドイツ代表対連合国軍捕虜チームとの親善試合を思いつく。

捕虜のリーダーの一人、コルビー大尉はこの提案を受け入れメンバーの人選に入るが、上官達は裏では試合を利用した大規模な脱走を計画し、コルビーに対しこの計画に加わるよう強く勧めていた。その後、ドイツ軍上層部はこの試合を利用したプロパガンダを企画し、試合会場はドイツ軍による占領下にあったフランスのパリと決定する。

選手の中にはトリニダード・トバゴ出身のテクニシャンのルイス・フェルナンデスも加わり猛特訓を開始する。一方、米軍捕虜のハッチは外部のレジスタンス組織と連絡を取るためにいち早く収容所を脱走するが、連絡係として再び収容所へと舞い戻り、試合にはゴールキーパーとして出場する。

試合は5万人の観客を集めて行われるが連合国チームは審判から不利な判定を受け、中心選手のルイスが相手のファールにより負傷するなど劣勢のまま1-4のスコアで前半を終える。その一方でハーフタイムの間に下水道を使っての脱走の手筈が整うが、コルビーをはじめ多くの選手はサッカー選手としての名誉と誇りを重視しこれを拒む。脱走へと気持ちがはやるハッチだが、コルビーやルイスらの説得に応じて後半戦に挑むことになる。

後半に入り連合国はカルロスやテリーらを軸に反撃に転じ1点差に詰め寄ると、ルイスのオーバーヘッドキックにより4-4の同点とする。連合国の妙技に貴賓席で観戦するシュタイナーは歓喜し拍手を送るが、ドイツ関係者は怪訝そうな顔でそれを見つめる。

一方、終了間際になるとペナルティエリア内で連合国に反則があったとしてドイツにペナルティーキックが与えられる。不可解な判定に対して観客からはブーイングが起こるが、やがてラ・マルセイエーズの歌声へと変わり、ドイツのキックをハッチが阻止すると歓喜に包まれる。興奮した観客はピッチへとなだれ込み連合国の選手を祝福し、選手らはこの混乱に乗じて観客に紛れての脱走を図るのだった。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。

⚪パンフレット所持
鍋レモン

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