殺る気なマックス

レッド・スコルピオン2の殺る気なマックスのレビュー・感想・評価

レッド・スコルピオン2(1994年製作の映画)
3.7
「見せ場主義アクション」好きにはたまらないド派手な娯楽アクション

【概要】
善良な企業に見えるシタデル財団だが
裏では経営者のケンドリック主導のネオナチ軍団と化しており世界各地で問題を起こしていた

そんな彼のシッポを掴もうと
ケンドリックが盗み出した〝運命の槍〟の件を発端に問題児部隊が動き出す


【感想】
だいぶ久しぶりに見返したけどこんなに面白かったっけ?って印象

正直中盤の訓練シーンと潜入するくだりで間延びしてる感が否めないし

話としてはシタデル財団に潜入しようとするも身バレしたので火力で物言わせてぶっ潰すという中身も何もない話なんだけど
それを銃弾と火薬量、爆発シーンで全カバーした作品

アクションについては
今作のチーム「レッドスコルピオン」が文句なしの暴れっぷりでもはや笑ってしまうレベル
オープニングアクションは主人公が犯罪組織と武器取引に失敗しちょっとした銃撃を交えながら手榴弾放り投げたせいで取引現場の船が大爆発からの海ダイブに始まり

チームの最初の仕事であるケンドリックが盗み出した〝運命の槍〟奪還作戦
では
敵の基地兼倉庫にて
主人公は巨体で遮蔽物吹き飛ばしながら、またはワイヤーに捕まってスイングしながらの銃撃というパワフルさと俊敏さを兼ね備えた銃撃を見せ

ビリーはリボルバーの2丁拳銃でジョンウーリスペクトかのようなとんで跳ねて
敵の弾を交わしながらはちゃめちゃに撃ちまくる

ニックはビリーに続かんとショットガン片手にビリーと一緒にぶっ放すという
メチャクチャなアクションを惜しげもなく披露してくれます


そして、ラストの敵の基地でのアクションはとにかく爆発!爆発!爆発!と
何かありゃ爆発、爆死というこの時代のアクション好きな人ならもうにやけてしまうそんなアクションで締め括られていて
最高でした!

銃撃戦としての出来は正直序盤の倉庫での撃ち合いの方が良かったけど
あんだけの爆発見せてくれりゃラストも大満足!

1番グッときたアクションはマッコームのワイヤースイングしながらの銃撃で1killしたのちそのまま華麗にワイヤーから手を離して歩きながら銃撃を続け奥から来た敵1人を倒すとこかな
こんな1.87mもある巨体でようこんな身軽にアクションこなすよな
画面映えも最高だったし
コマンドーとかでもシュワちゃんのスタントダブルしてたみたいだけどそれに相応しいアクターだと思う

次手はビリーの事務所っぽいとこ2丁拳銃で飛び込みながら銃ぶっ放してはキャスター付きのイスに飛び乗りそのまま移動しながら敵に何発も銃弾喰らわせるところ
これはジョンウーぽくて中々良きでした

今作、香港映画みたいに銃撃ちゃ人が死ぬか物がぶっ壊れるかなので見ていて爽快でした
やはりこういう弾外れてもしっかり物が壊れる描写あるとアクションが間延びせず爽快さがかえって増して最高!

ジョンウィックみたいな確実に弾当てて仕留めるアクションも良いんだけど個人的には画面映えするこの手のアクションの方がやはりしっくりくるんよな