NHK BSで放映していてつい最後まで。
この作品、当時劇場で観ましたのですが、20年前ですって!ひぇーっっ。
当時もデイビッド役の子役が超天才との評判でしたが、20年を経て観ても間違いなく天才。そして、20年を経ても20年前ということを感じさせないスピルバーグ監督よ…
凄い映画なんですけどね(アメリカ発でこのラストも凄い)、切なすぎて、いたたまれなさすぎて、エゴや皮肉や悲哀が機械というオブラードでフィルターされていることで絶妙なダダ漏れで、距離的にも時間的にも長い旅をしたというのに、最後までこの世には求める安寧がなかったという。しかも、その安寧の無さこそを高度文明が求めていた未来。
壮大な寓話だけれど、個人的には好きか嫌いかで言えば好きじゃない。
でも、旧型ロボを演じる方々の苦労たるや大変なものだったであろうと今見ても感じる。そういう意味で様々な質はとても良い映画だと20年を経て観ても感じたのでスコアを0.1増やしてみました。