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A.I.のUのネタバレレビュー・内容・結末

A.I.(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

星5以上をつけたい映画!
ワーナー100周年記念の35mmフィルムにて

キューブリックに捧ぐの理由が気になる。
ヤヌス・カミンスキー撮影。
ジャンク品サーカスみたいなシーンのワークがある広い画の見せ方が特に好き。
モニカがデイビットに記憶をインプットするシーンの夕焼けとシルエットが印象的なシーンも良い。
後半の2000年後のAIが作り出したシーンの色の感じも差をつけていてすごい。
あと森のシーンも初めの方コントラストが弱めで、普段コントラスト強めの画が自分は好きだけどシーンに合っていていいなぁと思った。


音楽すごい良かった。ジョンウィリアムズさすが。
モニカがAIのデイビットを受け入れる前の家でのシーンも音楽がシリアスやホラー過ぎず、不思議さも醸し出しつつ子供らしい雰囲気だったのがめちゃくちゃマッチしてて好きだった。映画全体を通しても他のスピルバーグ作品みたいに耳に残るフレーズはなかったけれどストーリーを邪魔しない絶妙な音楽ばかりですごいと思った。

あと主人公の子役の演技がうま過ぎた。初めは人間の感情を持たないロボットのような演技が不気味だったし、後半の母親を探す旅のブロックになってからはデイビットの人間らしさを強調するためか、演技も人間らしくてその使い分けが凄かった。

ストーリーも自然な流れで、必要な場面で必要なキャラクターが出てきて見事過ぎた。テディとかも結構重要なキャラだし。
あと、お兄さんのAIのキャラも好きだった。

I am. I was.のセリフ好き。

私は生きた。そして消える。
の日本語訳した戸田奈津子すごい

#ジョン・ウィリアムズ
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