あやの

A.I.のあやののレビュー・感想・評価

A.I.(2001年製作の映画)
3.8
いやまさかの良かった。
というのも昔観た時には全然楽しめなかったから。多分かわいそうと思ったりなんじゃこの最後は、ってなって好きじゃないと小さいなりに思ったんでしょう。

シーンの作り方が流石にすべて上手いというか…グッと来るなりハラハラするなり不気味に思えるなり。ワンシーンワンシーンがしっくり来た。
ていうかこんなにワクワクするっけ!?中盤。ジャンルごった煮映画?
檻の中でジョーの手を繋ぐところがなんか印象残った。

そしてビジュアルがこんなにも完成されてるとは。カッコ良い。スクラップ部隊は仮面ライダー感あったけど。
月、ジャンクフェア、画面の密度、町の造形(沈没した方も良い)、割とエグいデザインのロボット、スクラップのぶっ壊しぶり、他にも映し方とか。
サイバーパンク感すごくて短時間でもインパクトを残してくれた。
ドクターノウとブルーフェアリーのCG感はさすがに2000年前後だったけど。

砲台から発射した燃えてるロボの首がフェンスにバーン!とか割とショッキングなシーンもある。
ほうれん草食べて外観デロッ…とかも。

オスメント君の最初のロボットぶり、不気味さ凄かった。のにどんどん人間のように感情を覚えて…。  

テディってテッドのモデルか?ってくらい可愛い。

そして悲しいかな本当の子供が悪魔のようなクソガキ。顔可愛いんだけどね。

しかし何よりもジュードロウは本当に適役だな~。当時の美しさ最強。本当のロボットのよう。
髪はやはり少ないけど気にならない顔面。動きのロボットぶりも良い。
こいつの意義とか昔観た時わかんなかったな…。

ラスト昔は泣けなかったろうけど自分の境遇というかなんだろう相まってめっちゃ泣いてしまった。
幸せだよラストは。

ただナレーション入れるタイミングはいつも早いし喋りすぎかなぁとも。

しかし中盤まで全然飽きなかった。
アンダーグラウンドというか街でのバトル感は好きだなぁ。(ジャンル違う)
あやの

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