このレビューはネタバレを含みます
ロボットに感情、特に愛をプログラムするというタイムリーな話。
完全にではないが、時代がSF映画に追いついてきたといった感じ。
ロボットに愛を持たせる以上人間にもそれに応える義務があり、ロボットが人間に近づくほど、正に人間関係のようなものが生まれてくる。
自分達が優位に立つべく、またロボットが最後に生き残るであろうことに嫉妬して、人間が自ら造ったにも関わらず壊して数を調整していくジャンクフェア。
そういったロボットを進化させ、どんどん製造を進めていった場合の弊害も描かれていて、これからの時代を考えるきっかけにもなる作品。
ただ、終盤ジゴロ・ジョーと離れてデイビッドが1人になるあたりから、急速にスローダウンするのが残念。
熊のロボットに人間になりたいデイビッドなど、テッドも少なからずここから着想を得た部分があるのではないかと思えた。