はな

バタフライ・エフェクトのはなのネタバレレビュー・内容・結末

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

少しの変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうというカオス理論に基づいた作品。

いわゆるタイムリープもの、いうことは知っていたけど、途中まで全くタイムリープしないな、と思っていたら、そういうことかーー!

何回も何回もタイムリープするのに、こんなにうまくいかないことある?!ってくらい、一人救うと他の誰かの状況が明らかに悪くなる。

過去をやり直せるって、素晴らしいことのように思うけど、今があるのは過去のちょっとした選択の積み重ねで、それが一つ違えば、将来が全く異なってしまうこともあるんだなぁ。

DVDの別エンディング2つも観て、ディレクターズカット版のエンディングもネットで読んだけど、やっぱり本編のエンディングが一番よかったように思う。
色々試行錯誤した結果、あの選択するからこその切なさとか、余韻とかがあるし、その結果、ケイリーもケイリー兄も幸せそうに過ごしているのがよかったんだけど辛い。

少しわからなかったのは、2点。
・結局あの絵はなんで描いたのか?
刑務所の精神状態で書いたからなのか??
・あんなに彼女を救うために奔走するのに、なぜ、エヴァンは大学生になるまで一度もケイリーに会いに行かなかったのか?

一回だけではわからないこともあるので、何回か観たい作品。



続編もあるけど、エヴァンとは全く違うはなしらしく、どうせならエヴァンのお父さんの話が見たかったなーとちょっと思った。
はな

はな