mizuki

バタフライ・エフェクトのmizukiのネタバレレビュー・内容・結末

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

出会わなかったことにするのが愛なんですか…トリガーそこなんだ。切ない…美しい。
ただ、冷静に考えるとケイリーが元凶ということは確かなので…"ファムファタル(破滅に導く魔性の女)"を描いたってことなのかなあ。彼女と出会わなかったら誰も悪さをしない、しかし彼女と出会った時点で誰かが狂う未来しかない。なんかその事実がめちゃくちゃ怖かった。

「脳が再生する」っていう部分がSFなのね〜。調べてみたら蝶は再生・変化の象徴らしいので、題に納得。再生するためには、壊して増設するプロセスが必要なはずで、ダメージを負うだけで死なずにできるのが主人公とその父親の超能力ってことなんだよね。やればやるほど体に負荷がかかるし、いい結果になるかもわからない。
影響力の大きな能力だから、使い方一つで他人の人生も変え得る。みんなにとって良い結果になるよう、うまく使う選択をした主人公の良心は神様のようだった。キリストのモチーフが多く出てきたのも印象的だった。てかよく考えたら髭の生やし方とかイエス像意識してるのか。似てた。

ちょっとサイケな映像がかわいい〜、イカしてる。そして登場人物のファッションがいい!!主人公のシルバーアクセの着け方めっちゃいいなー。革ジャンにシルバー、とかじゃなく(いやそれも超かっこいいのですが)くたびれたアメカジに着けてるのよい。あと、体格がいい人のパンクファッションも超いい。デカいと黒が映えるのでね。布が多くなるから。
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