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バタフライ・エフェクトのmanaのレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
5.0
一番好きなSF映画に本作を答えたくなるくらいよかった。
エンディングoasisなのも最高

この映画のタイムリープで変わった記憶がなくなるとかじゃなくて、過去に起きた記憶が全部残る中で人生の選択を"自分で"できてしまう設定がこの映画を最高に切なくさせてると思う(?)

出会えたからこそ生まれた愛そのものが愛する人を不幸にすることに気づいて、最後のバタフライエフェクトで自ら出会わない選択にするが本当に切なすぎる。

冒頭の"小さなチョウの羽ばたきが、地球の裏側で台風を起こすこともある"から始まって前半は現実味のないSF映画だなーとしか思ってなかった。けど、後半につれてタイムリープ先の選択がいかに未来を変えてしまうかについての苦悩が描かれてて、それを自分の人生に置き換えて考えてたら、今の人間関係とか就活で人生どうとでも転びそうで、未来に対する理想や恐怖を感じてものすごく刺さった。

なにからなにまで絶対に子供向きじゃないんだけど、子供こそ見るべき映画だとも思った。
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