久保田靖史

俺にさわると危ないぜの久保田靖史のレビュー・感想・評価

俺にさわると危ないぜ(1966年製作の映画)
3.7
 日活ニューアクションの旗手・長谷部安春の監督デビュー作です。小林旭演じる主人公が、女忍者軍団や不良外人グループとの争いに巻き込まれながら活躍するストーリーです。
 最初から最後まで、長谷部安春が繰り広げる色彩の魔術に幻惑され、一気に観てしまいます。ブラックタイツのくノ一らによる奇怪な忍法の数々(オクトパス・ポットは是非その目で確認を)や、左卜全のおとぼけ師匠ぶりなど見どころ満載です。
 そしてヒロイン・松原智恵子の純白のブラジャー&パンティ姿で高圧電流を流そうかと言うリンチシーンに目が釘付けになります。
 笑いありお色気あり涙ありのめくるめく冒頭活劇。普通の映画の倍のカット数でテンポ良く進みます。
久保田靖史

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