ねこまるキャット

旅立ちの時のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
3.7
『逃亡』×『青春』
反戦運動のテロリストとして指名手配される両親と共に逃亡生活を送る中で、持て余す音楽の才能や、恋愛などと向き合う青年の青春物語。

親に言いたい事を言いたくても中々言い出せないあの気持ちを思い出させる作品。

夢や進路、何となく描く自分の人生、それを否定されると分かってるが故に言い出せないもどかしさ。

逃亡生活や現実に板挟み状態の中、自立し、選択し、踏み出す、状況はあり得なくてもそんな心理描写、青春描写がとてもリアル。

祖父、祖母、父、母、子供、そんな家族の繋がり、家族愛も絡めてくるので、青春作品の清々しさと、家族愛のほっこりする余韻の良いとこ取り映画。

そして男でも目の保養になるリバーフェニックスのカッコ良さ。

未鑑賞で興味があれば是非🐈