クスノキ

旅立ちの時のクスノキのレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
4.8
まず、リヴァー・フェニックスとマーサ・プリンプトンのカップルがあまりにも良い!!!

自分が思春期真っ只中の中学生の時にこれを見ていたらローナに強烈に恋していたとしてもおかしくない。そしてリヴァー・フェニックスの追いつけないカッコよさに嫉妬していただろうとも…

登場人物が全員演技ができて見てて心地良い。
特に"父親"の描き方がとても好き。ポールが逃亡者の顔から父親の顔になったり、アニーの父親がアニーが去る時にそれまでの厳しい顔を一気に崩して…とか。描き方が切ない。

家族と、社会と、友人という思春期の動揺を描く名作として人生の棚に置いたおきたい作品の一つになった。

一人で見ても、家族と見ても、友人と見ても楽しめる、そんな美しい映画だと思います。
クスノキ

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