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旅立ちの時のchacoのレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
3.3
リバー・フェニックスがかっこよい、美しい。

映画の中身はとても理不尽。
両親が若い頃信じて活動していた反戦活動がテロリストと扱われずっとFBIに追われている。
二人の息子は生まれたときから逃亡生活であちこち嘘を繰り返しては点々としている。子供も成長するにつれて反発しそうなものなのに、家族とのこの生活を壊すなんて考えてもいない。

そんな子供に対して父親が
当たり前のようにえらそうなので納得いかないことが多々。

ピアノの才能、音楽の才能を見出され大学進学を進められたり、彼女が出来たこの土地で少し未来を考え出す長男。それを応援したい母親。
そのあたりの家族の葛藤、母親が実の父親に何十年ぶりに連絡を取る辺りは感動した。
若い頃、自ら手放した愛された環境を息子には与えようとする。与えるために母親は行動する。子供には子供の未来があって後押ししたいものよ、親って。

はらはらしながら、サッと終わるラスト。
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