とうがらし

黄色い大地のとうがらしのレビュー・感想・評価

黄色い大地(1984年製作の映画)
3.4
チェン・カイコー監督の長編デビュー作。
撮影監督は、監督デビュー前のチャン・イーモウ。
中国映画が国際的に注目を浴び始める第五世代の幕上げ作品。

日中戦争下の兵士と貧しい村娘の恋愛映画。
歌が多くて好みではないが、やはり世界的になる監督は、デビュー作から考えていることのスケールがでかい。
自分の懐具合と相談しながら、ちまちま物語を考えていたら、時代物ドラマなど、最初から撮ろうとは思わないだろう。
(最近ではスケールの大きさが災いして迷走中だけど…)
時代の波を読んで、共産国家のプロパガンダに乗っかるフリをしながら、遠回しに反骨精神が見える。
ラストはミッドサマー状態(笑)
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