らんらん

甲賀屋敷のらんらんのレビュー・感想・評価

甲賀屋敷(1949年製作の映画)
3.5
大映、モノクロ、時代劇
監督、衣笠貞之助
出演者、長谷川一夫、山田五十鈴
河野秋武、黒川弥太郎、杉山昌三九、山路義人、岡譲二、薄田研二、山本礼三郎
長谷川裕見子、浦辺粂子、立花満枝、北林谷栄

【内容】
善悪は法なり、法は善悪にあらず
善悪は時なり、時は善悪にあらず

謎の財宝が眠る甲賀屋敷をめぐる争いを描く、ってお話らしい(よくわからないところが多い)

・登場人物
味方側
主人公(長谷川一夫)
虚無僧姿の元旗本の息子、ヒロイン(長谷川裕見子)の元カレ、うじうじした性格
ヒロイン(長谷川裕見子)
総髪の侍(杉山昌三九)により屋敷地下に監禁されている、身を守るためキチガイのフリをしている
万六(河野秋武)
屋敷の秘密を探る目明かし、山田五十鈴とコンビみたいな関係になる
お浜(山田五十鈴)
総髪の侍(杉山昌三九)と因縁があり、江戸を2年追放されていたらしい
その他
味方側の大将格(薄田研二)、ばあや(浦辺粂子)、老婆(北林谷栄)、啞のじいさん

敵側
総髪の侍(杉山昌三九)、阿波藩の侍(黒川弥太郎、山本礼三郎など)、黒幕?(岡譲二)

【感想】
ストーリーも人物関係もよくわからないのがつらい
見ていけばなんとなくはわかってくるけどそれでももやもやが多く残る

原作は吉川英治の「鳴門秘帖」なんだとか
ちなみに1957版でも本作と同様に、監督を衣笠貞之助、主演を長谷川一夫がつとめている
1957年版見たことあるけど見たことあるってことしか覚えてないなー
「甲賀屋敷」も同じく見たことあるってことしか記憶に残らない映画になると思われる

印象に残ったところ
・「第一部完」で中途半端なところ
・珍しく?黒川弥太郎がガッツリ悪役っぽいところ
・クライマックスのピンチがババア(浦辺粂子)の火の不始末のせいってところ、浦辺粂子だけ助けられるシーンがないのもシュール(そのまま焼け死んだ?)
らんらん

らんらん