あ

真夜中の虹のあのレビュー・感想・評価

真夜中の虹(1988年製作の映画)
3.1

淡々としつつも、急展開なのは昔の作品らしい。それはそれで何だか良かったりする。

暴力的で悲愴感漂う内容であるのに、不思議と静かで優しい温もりを感じさせる。

比較的序盤の、カスリネンら、のちの家族3人で曇天の下、各々呑気に寛いでいるシーンが妙に印象に残る。

決して洒落た理想的な暮らしではないが、これはこの人たちの全てなんだろうなと、現実に生きる彼らがより強調されていたように思う。

粗雑なようで繊細な時間。それが詰まったものが人生であって、この作品になる。

- そこへは大空の虹がつれていってくれる。
束の間の幸福なのか、はたまた、、。
あ