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真夜中の虹のokimeeのレビュー・感想・評価

真夜中の虹(1988年製作の映画)
3.8
いきなり、次々と、理不尽に、流されるままに色々なものが奪われていく。
(オープンカーの車庫すら、ボロボロと崩れる)

まったく運のない男。
監獄で出会うマッティもおそらくそんな男。
(無言で顔を見合せ、煙草とマッチを投げ合うシーンは最高)
そんななか、母子との出逢いが物語を進めさせる。

原題はARIEL。
フェリーの名前。
そこに over the rainbow が朗々と流れる。
希望があるかのようなエンドロールだけど3人の無表情さは、「卒業」を連想させて一抹の不安も観客に感じさせる。
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