じじ

真夜中の虹のじじのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中の虹(1988年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2024.02.10 7本目
アキ・カウリスマキ監督による労働者3部作の1本。
基本的にローテンションで言葉数も少ない。
タイストカスリネン役のトゥロパヤラ含め、多くの労働者は革ジャン、デニム、長髪が多くみられる。
父親が拳銃自殺してもリアクション薄すぎです。
南に向かうカスリネンだが、強盗に合う。頭をビンで打たれて気を失うのもチープで逆に良い。日雇い先が捕まってそれを呆然と見ている労働者がなんとも面白い。
警備員イルメリとすぐに惹かれあう。あれ、見飛ばしたかなってくらい早くベッドインするが、もう欧米映画を見過ぎて慣れました。子供が自立し過ぎているし、ろくでもない親であることは確かである。わざわざ海に足をつけているのはなぜ。
その日暮らしのカスリネンは強盗を見つけて復讐するも運悪く逮捕される。獄中ではノーモーションで警備員の顎を砕いたり、工場作業でプロポーズの指輪を作ったり、非常にコミカルな面もある。相部屋のミッコネンと脱獄をする。キャデラックの帆が下りていくところは特にコミカル。そこからは、マネキンから強奪、銀行強盗、パスポートの偽装屋、逃がし屋?との抗争があり、ミッコネンを失ってしまう。
ラストは家族で船に乗り国外に逃亡できたと。
アメリカのコメディとはまた違った面白さがあった。
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