上海十月

伴淳・森繁の糞尿譚の上海十月のレビュー・感想・評価

伴淳・森繁の糞尿譚(1957年製作の映画)
2.2
橋本忍著「複眼の映像」に野村芳太郎監督との出会いと本作について書かれている。本作は、野村監督がチョコチョコ脚本を変更したそうな。橋本忍は、直しやの監督とは、仕事しないのを矜持にしてたが「張り込み」で再共演で今度は直さなかった。それから付き合いが増えたと。確かに伴淳が必要以上に騙されやすく弱々しい。森繁が共演となっているが今ひとつ面白くない。北九州市の煙突群が凄い。糞尿まで利権に絡み小市民は搾取される。ラストのカタルシスの爆発力が薄い。もう少し爆発しまくってほしい。鈴木則文並みにばらまいてほしい。
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