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男はつらいよ 柴又より愛をこめてのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.5
▪️Title :「男はつらいよ 柴又より愛を込めて」
Original Title :※※※
▪️Release Date:1985/12/28
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-319 再鑑賞
▪️My Review
☆シリーズ第36作、今回のマドンナは二度目の栗原小巻。
いよいよ、あけみちゃんがメインですね!!
壷井栄原作、木下惠介監督作品『二十四の瞳』(54年)へのオマージュらしく、島の先生と同窓生たちのエピソードを軸に、第4作『新男はつらいよ』以来二度目のマドンナをつとめる栗原小巻と寅さんの物語が綴られます。式根島から柴又に戻ってから、気が抜けてしまった寅さんの“恋やつれ”ぶりも楽しいですね。個性派・川谷拓三や、下田の寅さんの仲間の渡世人を演じ、これがシリーズ初出演となった笹野高史やあけみ演じる美保純など、名傍役たちの演技も光る一篇です。
テーマは美保純も栗原小巻も真面目な地味と人と結構することと、愛は両立する??そんなところでしょうか。
あっ、有楽町マリオンがまだ西武百貨店ですね!!
ゲストは川谷拓三、松居直美、田中隆三他。

ロケーション
● 福島県 会津若松市 国鉄只見線 会津高田駅
● 福島県 柳津町
● 静岡県 下田市
● 東京都 式根島
● 東京都 調布市 調布飛行場
● 静岡県 浜松市 浜名湖舘山寺港 遊覧船乗り場

▪️Overview
タコ社長の娘・あけみ(美保純)が夫婦喧嘩の果て、家出してしまう。ワイドショーに出演して「戻ってこい」と訴えるタコ社長。帰宅した寅さんの広い顔のつてで、あけみが下田にいることが判明する。そこまでは良かったが、あけみの傷心を慰めるはずの寅さんは、式根島への連絡船で知り合った島の小学校の同窓生達を迎えた、美しい真知子先生(栗原小巻)に一目惚れ。あけみを放って、同窓会へ参加してしまう・・・

松竹映画『男はつらいよ』シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督(一部作品除く)・渥美清主演で1969年に第1作が公開され、以後1995年までの26年間に全48作品が公開された国民的人気シリーズです。69年8月27日に第1作を公開したことから、シリーズの歴史が始まりました。83年、“一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ”としてギネスブックに認定。日本中から愛される作品として、渥美清さんが亡くなるまで作り続けられました。このシリーズは原則としてお盆と正月の年2回公開されたが、お盆公開の映画の春から夏への旅は、南から北へ、正月公開の秋から冬への旅は、北から南へ旅することが多かった。画面に映し出される日本各地の懐かしい風景が、シリーズの魅力の一つでもある。
観直して、往年の大俳優の若い頃が観れるのも楽しみですね!!
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